第7期とちぎ未来塾 第4回定期講座 塾生レポート

 本日8月20日の第4回定期講座では,牧原秀樹衆議院議員をお招きし「日本の未来と栃木の未来」と題したご講義を賜った。

 講演前の質疑応答では塾生から,「若者と政治について,どうすれば興味を持ってもらえるか,また,8月序盤まで務められていた自民党青年局長の職務にあたり取り組んだこと,その際に苦労したことは何か。」との問いが出され,これに対して牧原先生から,
・ 18歳選挙権をどう未来につなげていくか,その中でまずは接点を作った。
・ 若者は政治に対して良い印象を持っていないのではないか。その原因は,若者が「困っていない」ことにあると思う。昭和20年の戦後初めての選挙が一番投票率が高く、当時は自分たちが政治に関わらなければいけないという危機感があった
・ 現代の若者は目先のことには困っていないが,30〜40年後の日本では大変なことになるという国の実情をしっかり理解してもらうことが必要であることに尽き,真剣に訴えることを1年間貫いた。
・ その結果として,先の参院選において18歳・19歳の自民党への投票の割合は,他の世代よりも高かった。
・ 自民党青年局長を務めていた今年の3月に,青年局として初めて政策提言を行った。 この際,大学生からの意見聴取や,全国の青年局からの意見集約を行った。 いくつか反対される項目もあったが,それ以外のものについて政策提言をとりまとめた。
とのお答えを頂戴した。

 講演に移り,冒頭に牧原先生から
「政治家を目指す人,興味がある人には,自分達が目指す理想像・目標像とはどういうことなのか。ということをまずは考えてほしい。これをそれぞれの地域・場所
・会社等でしっかり考えていかなければ,『選挙のためなら何でもやる』という選挙屋になってしまい,『選挙のためなら何でもする』というやり方は日本を駄目にしてしまう。こういう政治家は国・地域にとって何人いても意味がない,そうではなく,理想や目標をしっかりと引っ張っていけるリーダーのような存在になってほしい。」 という言葉があった。この言葉は,まさしく政治家の在り方を体現していると感じ,私はもちろん,多くの塾生にとっても非常に印象に残るものとなったのではないであろうか。  

 続いて本題に入り,『4つの変化(鵯.人口の変化,鵺.技術の変化,鶚.環境変化,鶤.国際秩序の変化)』,特に『人口の変化』について多くの時間を割いて講演を頂いた。
 既に日本の人口はピークアウトしており,国勢調査の上では2010年から減少している。2015年の国勢調査との比較では91万4000人減少しており,直近では28〜29万人の人口が減少している。この数値は我が県で言えば,栃木市と小山市の人口の合計と近似であり,今後の日本ではそれだけの人口が減少していく。県内の市の名前が具体的に挙がり,その数値の大きさには大きな衝撃を受けたところである。 「したがって,こうした人口ビジョンを反映させた計画を作っていかなければならず,反映させない経済対策・公共工事を講じても絵に描いた餅にしかならず,赤字国債が増えるだけ。」
 との言葉があり,このことは今後の我が国の将来像を思案する際に,避けては通れない,重要なものになるであろうと感じたところである。  我が県内の現状に目を向けると,平成22〜27年の栃木県内では94万人の人口が減少している。これは矢板市の人口とほぼ同じであり,悪い意味で順調に,例に漏れず人口減少が進んでいる。こうした我が県のみならず,日本全体で進む人口減少は地方の衰退・疲弊を助長するものであり,対策を講じることは論を俟たないと改めて考える機会となった。

 第2部の牧原先生を囲んでの座談会では,本日の講演内容,現状の政策課題等,時事問題について,塾生からそれぞれの問題意識に基づいた質問・感想が出され,これに対して牧原先生から回答を頂く形式となった。質問は,人口問題,選挙制度,エネルギー政策,地方の現状,安全保障など多岐に渡るものとなった。

  最終盤には塾生から,「牧原先生の本質を見た考えは自分自身に響くもので,中身の濃い時間となった」との声が上がり,多くの塾生にとって密度の濃い有意義な時間を過ごすことができた。牧原先生にはお忙しい中,我々塾生に対して貴重な講演をして頂き,塾生を代表して心より御礼を申し上げる次第である。


最新の記事

アーカイブ

記事の検索

塾生紹介

無料ブログ作成サービス JUGEM